東京へ

おはようございます、ハチです!

 

昨日は、東京に行ってきて現代文の先生の講座を
受けに行ってきました。

 

そこで感じたこと、学んだことをシェアしたいと思います。

 

今回の講座の目的は、読解力、論理力を学ぶと

ともに教養力を身に着けて世の中の見方を深める

ことにあります。

 

いつも僕は夏目漱石の小説を読んでいますが
この講座の課題図書だから読んでいました。

 

結論から言うと、小説を読んだ後と先生の朗読を

通して解説して頂いた時の見方が180度変わった

のには驚きました。

例えば、今回、夏目漱石の作品”それから”、

”行人”を読みました。

 

どちらも長編小説でページ数も多い中、

ただ流して読んでいましたが、

文中でどこが要点になっているかを捉えない
とストーリーの展開が分からなくなります。

 

また小説の物語は明治時代のため、

その時代背景を想像ながら読むことが大事です。

 

当時は旧来の日本の制度のまま、
家が一番大事で自分個人の考えを持って

いなかったので家のためなら何でもやる

時代でした。

 

政略結婚は当たり前で自由な恋愛は許されず
職業も生まれた時から決められていました。

 

身分制度もあったり男女差別も当然ありましたし
みんなそれが当たり前だと思っていました。

 

そんな中、文明開化によって西洋の文化や習慣を

取り入てきましたが西洋は個人を大切にしている

ので恋愛も仕事も自由で、日本とは真逆でした。

 

当時の知識人は、このギャップに苦しみ

どう生きればいいかを模索していました。

 

これらを前提に小説を読んで登場人物の心理状態

を考慮して読まないと偏見を持ったまま読み終えて

しまいます。

 

実際、わたしがそうでした。

 

なぜなら登場人物のキャラ設定が個性的過ぎて
それが悪いように映ってしまうからです。

 

それにより登場人物の悪い一面にフォーカスが

当たり、結果、その人物が本当に伝えたかった

ことが見えなくなってしまいます。

 

まるでマスコミの断片的な部分だけを切り取って

悪く見せる様な現象が本でも起きていることを

体感しました。

 

おまけに長編小説なので時間がたつと記憶も

薄れます。

 

だから、繰り返し読むことが大切になってきます。

 

1回目では絶対に気づかなかいところが見えて

くるので新しい見方ができて新しい自分の見解が

見えてきます。

 

さらに要点となる部分が分かるとその人物が

伝えたかったことが徐々に見えてくるので

見方がガラッと変わります。

 

今回の講座では重要な要点を抜粋して

解説して頂くことで見方を変えていただいた、

という感じです。

 

それで、そのあとに懇親会では講座では

聞けないような貴重なお話を先生から聞けました。

 

実際は懇親会が一番の醍醐味だったきがします。

 

元塾の講師というのもあり日本の教育については
熱を持って話していました。

 

とくに幼児教育を変えていくための本を

作成中だとか。

 

あと、小説ではなく社会情勢について読み解いて

もらった時には目から鱗の内容でした。

 

今回の講座で得たことは計り知れないです。

 

参加者の皆さんも前向きな考えでとても充実した

1日になりました。

 

これからやっていこうと思うのは日々小説を読んで

自分の思考を変えていきいろんな人と会って

シェアしたいと思いました(^^)

 

ということで今日はここまで!

 

では!